入院病棟を用意し、ゆったりと落ち着いた環境で
安心して治療に専念していただけます。
病棟の特徴・役割
『病院と自宅の中間』という環境の中で、できるだけ安全を確保し
その人らしい暮らしをしながら病気や老いとの向き合い方を考えます。
病院の入院生活では安全と救命が何よりも優先されます。患者さんは時として不自由なこともあります。
自宅ではその人ごとに大事なことの順番が違い、患者さんは患者さんではなく、主(あるじ)であり基本的に自由です。時に不健康なことをしたり、危険なことにチャレンジしたりすることもあるでしょう。その時、怪我や事故はある程度起こり得ることです。自宅で手や足を拘束されて生活することは普通はありません。
在宅医療を推進する有床診療所である山王胃腸科の入院病棟は『病院と自宅の中間』です。
特徴として、抑制帯はありません、看護師が常駐し毎日医師の回診があります。できるだけ安全を確保しながら、できるだけその人らしい暮らしの中で病気やケガ、「老い」とどう向き合ったらいいかを共に考えます。
医師の当直はなく、命にかかわる急変に対する対応力は病院にはかないません。少々不自由な思いをしても急性期病院で集中的に検査、治療を受けることが必要な状況では、適切なタイミングでご紹介いたします。
風邪や腸炎などの自宅療養可能な病気でも、高齢や一人暮らしのため自宅で療養することに不安がある。そういうときにも入院できます。
これらは当院かかりつけの患者様に限ったことではなく、地域のかかりつけ医の先生方からも気軽にご紹介いただけます。また当院からの訪問診療を前提としたものでもありません。